松田哲也税理士事務所

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陸前高田市を再訪問して感じたこと

去る9月22日と23日にかけて半年ぶりに陸前高田市に行ってきました。今回の訪問目的は前号でもお知らせしたように、現地のお年寄りの方々が働く「元気ハウス(うどん屋)」のオープンに先駆けて「大漁旗」を謹呈させていただくためのものです(写真左下)。
22日早朝から一路羽田経由で7時間半かけて陸前高田入りした私たちの目の前には、半年が経った今でもなんら変わらぬ光景がそこにありました。唯一半年前と違うとすれば、半年前は小雨降る中、本当に何もない光景に言葉が出ませんでしたが、その残骸となった市街地でも、今では草花が芽生え、あちこちにコスモスの花が咲いていたのが心を和ませてくれました。
今回は前回に加え新たに5人の方が私と一緒に現地を訪問しましたが、初めて自身の目で見る光景に皆さん口を閉ざし、ある方は現地の語り部の方のお話に目頭を熱くさせながら聞き入っていました。特に奇跡の一本松の跡地(9月12日に保護処理のため伐採)でお会いした語り部のおじいさんは、自分自身、命がけで津波から逃れ、やっとの思いで高台に逃れたものの、一息つく間もなく一瞬にして高田の松原を津波がさらっていった様子を静かに語っていただきました。遠くから観光バスに乗って多くの人たちがこの一本松跡地に来ますが、バスガイドさんがいろいろと説明はしてくれるものの、やはり、あの津波を目の当たりにして経験したものでなくては、この現地に立ってガイドをする資格はないともおっしゃってました。
夜は、仮設住宅で現地の方々が、バーベキューで手厚く歓迎してくれました。現地の方々といろいろとお話してみて、ほんの少し皆さんが、半年前に比べてお元気になられたように感じられ、コスモスなどの草花とともにそこに「生」を感じた次第です。
今回の報告会を10月17日午後7時より伏石町のLa'なら別館 絆[KIZUNA] で開催します。会費は3,500円です。興味のある方は是非ご参加ください。
 
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